2020年の東京オリンピックを控えた昨今、記念切手がアツイ!記念切手と言っても、種類はたくさんあり、年々発売される切手の種類は増えています。
また、過去に発売された記念切手が高い価値を誇ったり、過去の人気切手の復刻版なども発売されており、切手収集を趣味としている人が増えて来ているのではないでしょうか。
「オリンピック切手を手にいれたけど、どんな価値があるのかわからない」
そんな人におすすめのスポットが、東京都豊島区目白にある「切手の博物館」です。この切手の博物館では、日本の切手はもちろん、世界中の切手が展示されており、マニアにはたまらない聖地となっています。
切手を通じて、日本の歴史が感じられる、老若男女楽しめるスポットをご紹介します。
1.切手の博物館はどんなところ?
「切手の博物館」とは、いったいどんなところなのでしょうか?
引用ここから
切手の博物館は、日本及び外国切手約35万種、ステーショナリー類約15,000枚、切手関連の書籍・カタログ約13,000冊、切手関連の雑誌・オークション誌約2,000タイトルを所蔵する、世界でも珍しい郵便切手の専門博物館です。
1988年、世界的に著名な切手収集家・水原明窓(みずはら めいそう)が私財を投じ、運営母体となる財団を設立しました。郵便切手文化に関する資料を収集・保存し、研究調査を行うとともに広く一般に公開し、郵便切手文化の振興と発展に寄与することを目的としています。
郵便切手の持つ魅力や面白さを伝えるため、さまざまな企画展、特別展、体験ワークショップ「切手はり絵」、児童館での「出張切手はり絵」など、多岐にわたる公益事業を行なっています。
引用元:切手の博物館 公式ホームページより( https://kitte-museum.jp/history/)
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設立当初は、渋谷区代々木にありましたが、1996年に現在の場所に移転し、運営されています。
館内には、切手関連の書籍が保管されている図書室、世界の切手や国内の切手が購入できるショップ、サボテンや多肉植物が販売されているショップ、カフェスペースが併設されており、色々な楽しみ方ができる施設となっています。
開館時間は10:30~17:00となっており、定休日は毎週月曜日の他、展示替時と年末年始です。観覧料は大人200円、小中学生100円で、かなりお安い価格で一日楽しむことができます。
さらに、毎月23日の「ふみの日」は入場料が無料となっています。しかも、切手の博物館というだけあり、入場料を切手で支払うこともできます。
使える切手は、1円以上の未使用の日本切手で、あまり使う機会のない額面の切手を持っている人は、このような機会に使用できるので嬉しいサービスですね。切手好きならば、お得な年間パスポートも用意されています。
引用ここから
1988年 運営母体「財団法人フィラテリーセンター」設立
1989年 「切手の博物館」東京都渋谷区に仮オープン
1991年 「切手の博物館」東京都の登録博物館に認定
1996年 「切手の博物館」東京都豊島区に移転、グランドオープン
1999年 財団名称を財団法人切手の博物館に変更
1999年 開館1周年記念特別展(切手をモチーフにして作品を作る現代美術家・太田三郎展)開催
2001年 鑑定サービス開始
2004年 「切手の博物館 研究紀要」第1号刊行
2004年 科学研究費補助金・研究機関に認定
2016年 開館20周年記念イベント開催
2018年 財団名称を一般財団法人水原フィラテリー財団に変更
引用元:切手の博物館 公式ホームページより( https://kitte-museum.jp/history/)
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2. 切手の博物館ではどんな切手が展示されている?
切手の博物館には、日本と海外の切手が約35万種類も展示・販売されているので、切手マニアにはたまらないスポットとなっています。切手を購入するためだけに、切手の博物館に足を運ぶという人も多いそうです。
展示されている切手は「企画展示」と「特別展示」という2つの展示があります。企画展示は、3ヵ月毎に展示内容が変わるので、定期的に足を運ぶといろいろな切手を目にすることができます。ちなみに、2019年度の企画展示は以下の内容です。
・2019年4月~6月 「ウサギ!カワウソ!ハリネズミ!?」展
可愛い小動物が描かれた切手の展示会で、ウサギ、カワウソ、ハリネズミ、リス、モモンガ、ハムスターが描かれた世界中の切手が展示されました。
・2019年7月~9月 「美しい昆虫~蝶々編~」展
昆虫シリーズとしては甲虫編に続く第2弾で、キアゲハ、ベニモンアゲハ、クジャクチョウ、ミドリタテハ、タイリクコムラサキ、オクタビアタテハモドキが描かれた切手が展示されました。日本では馴染みのない蝶々を知る機会にもなりますね。
・2019年10月~12月「光の世界」展
「光り」に着目して描かれた切手が集められています。ホタルや灯台といったものはもちろん、ハレー彗星やダイヤモンドなどが描かれた切手も展示されており、自然光や人工光、さらには概念の光など、さまざまな光の種類が楽しめます。
・2020年1月~3月 「シロクマ、ペンギンもいる!氷の世界」展
テーマに合った世界中の切手が展示されているので、切手で四季を感じるのも良いですね。
特別展示は、その時々のイベントや出来事を反映した切手が集められて、期間限定で展示されています。こちらも、2019年度の特別展示の内容をご紹介しましょう。
・2019年4月27日~5月5日 「皇室・王室切手」展
・2019年5月25日~6月2日 「平成切手と改元」展
・2019年7月27日~8月25日 きて★みて★きって2019
・2019年9月7日~9月15日 第17回切手はり絵コンテスト作品展
・2019年11月1日~11月10日「切手でトリビア!古典芸能」展
・2019年12月6日~12月25日 切手の博物館のクリスマス
きて★みて★きって以外は、毎年趣向を凝らした特別展示があり、切手でその年の大きなイベントを感じられるようになっています。
3. 切手の博物館に行く方法は?
切手の博物館へのアクセスは、以下の通りです。
電車の場合
JR山手線 目白駅より徒歩3分
JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線 高田馬場駅より徒歩7分
電車の場合、山手線を利用すると便利ですね。高田馬場駅と目白駅間は一駅なので、高田馬場から歩いてもそんなに遠くはありません。
駐車場は、障害者用のスペースが1台分用意されていますが、一般客向けの駐車場はありませんので、車で行く場合は、最寄りのコインパーキングを利用した方が良いですね。せっかく駅から近いので、特別な理由がない限りは、車よりも電車を利用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?切手マニアの間では、聖地ともいえる「切手の博物館」ですが、さまざま切手が展示されているので、3ヵ月に1度足を運んでも楽しむことができますし、2019年は特別展示で、改元時の切手が展示されるなど、時代を象徴する出来事を、切手を通じて感じることもできる施設です。
入場料も安く、毎月23日の「ふみの日」は入場料が無料になるので、初めての人はこの日を狙うとよいでしょう。切手好きにはたまらない、切手に関する書籍も多数用意されているので、知識を得ることもできます。
もちろん、切手にそこまで興味がない人のためにも、サボテンや多肉植物を扱うショップがあったり、休憩できるカフェがあったりと、色々な人が楽しめる場所ですさまざまなめずらしい切手を購入できるショップもあるので、お土産として切手を買うのも良いですね。
販売される切手は、月ごとにおすすめが変わるので、いつもワクワクさせてくれるでしょう。
JR山手線の目白駅からすぐなので、気軽に足を運べる観光レジャースポットとして、ぜひおすすめしたい場所です。2020年は、オリンピックイヤーということもあり、世界でも珍しいこの切手の博物館に、世界中から人が集まること、間違いなし!?
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