切手をメルカリで売るメリット・デメリット

切手趣味習慣やオリンピック切手など、希少価値の高い切手というのは、購入したときよりも高い金額で売ることができる可能性があります。あなたも、もし記念切手を持っているならば、査定してもらうと、意外な収入につながるかもしれません。

切手を売る場合、切手買取業者に依頼するのが一番です。しかし、あなたがもし切手にあまり詳しくないのであれば、大手フリマサイトの「メルカリ」で販売することをおすすめします。今回は、メルカリで切手を売るメリット・デメリットについてご紹介します。

1. メルカリでは新品の切手を売ることはできない!

大前提として、メルカリに出品できるのは使用済みの切手のみとなります。新品の切手は、メルカリで出品することはできませんので、未使用の切手を売りたいなら、切手買取業者に依頼するようにしましょう。

メルカリでも、元々は未使用の切手を売ることができたのですが、2018年10月31日より、禁止されている出品物の改定が行われ、未使用の切手もガイドラインに制定されることになりました。

理由は、未使用の切手というのは、金券と同じ扱いになるからということです。扱いとしては、小切手や収入印紙と同等の扱いとなることで、「円」の切手は販売禁止となっています。

しかし、円以外の貨幣通貨のものは、未使用の切手でも販売することが可能です。中国切手やイギリスの切手などは、デザインも豊富なので高値で取引される場合もあります。

また、使用済みの切手であれば、円のものでもメルカリで売ることができます。

2.メルカリで切手を売るメリット

メルカリで切手を売るメリットは、3つあります。

  1. 使用済みの切手を売ることができる
  2. 個人間の売買なのでマニアと取引できれば相場以上の価格で販売できる
  3. キャンペーンを利用すれば販売手数料がかからない

それぞれ解説します。

2-1.使用済みの切手を売ることができる

なんといっても、一番のメリットは使用済みの切手を売ることができるということです。基本的に、使用済みの切手というのはゴミになるものですよね。

しかし、記念切手というのは使用済みでも価値が高い場合があります。当然、未使用の記念切手に比べれば値段は下がりますが、本来ならば0円の物が数百円でもお金になる可能性があるならば、メルカリを利用するメリットは大きいでしょう。

ご友人から来た郵便物の中に、記念切手が使用されているものがないか、調べてみると良いでしょう。

2-2.個人間の売買なのでマニアと取引できれば相場以上の価格で販売できる

メルカリの場合、基本的には(お金の支払いはメルカリを介しますが)個人間の売買となります。通常の流れは、出品者が値段を付けて、購入希望者がその価格がお得だと思えば落札するし、高いと思えば価格交渉に入ります。

使用済みの切手なので、あまり無いケースではありますが、未使用がどこを探しても見当たらない、でもどうしても出品されている記念切手を即決でゲットしたいという購入者にヒットすれば、相場以上の価格で買い取ってくれる場合もあります。

海外切手も同様で、なかなか手に入らないような切手であれば、どうしても手に入れたいというマニアックな切手と購入者が見事にマッチすれば、かなりの高値で売買契約が成立する可能性は否定できません。

2-3.キャンペーンを利用すれば販売手数料がかからない

ヤフオクなどのオークションサイトやフリマサイトを利用した場合、プラットフォーム側に販売価格から販売手数料を引かれた金額が収益となります。

しかし、メルカリでは、「販売手数料実質無料キャンペーン」を定期的に開催しており、そのキャンペーンを上手に利用することで、販売価格をまるまる収益にすることが可能です。

メルカリで売ることができる記念切手がたくさんある場合、この販売手数料は意外とバカにならないので、こういったキャンペーンを賢く利用することで、利益を最大限に得ることができるようになるでしょう。

4.メルカリで切手を売るデメリット

では、メルカリで切手を売るデメリットは、いったいどんなものがあるのでしょうか?大きく分けると、以下の2つのデメリットが考えられます。

  1. あなたに知識が無い場合足元を見られる可能性がある
  2. 売り手と買い手で切手の状態の認識にズレがあった場合トラブルになる可能性がある

それぞれ解説します。

3-1.あなたに知識が無い場合足元を見られる可能性がある

切手というのは、一般人にとっては「郵便物を送るもの」という認識ですが、マニアからすると絵柄によってはとてつもない高価値と査定される場合があります。

特に、記念切手やオリンピック、切手趣味週間で販売されたもので、年数の古く手に入る可能性が低い物は通常販売価格よりも10倍以上の価格がつく場合もあります。

メルカリでは、未使用の切手を販売することは禁止されているので、日本の切手ではこのようなトラブルはないでしょうが、海外の切手では、通常の査定よりもあなたに知識がないばかりに足元を見られて、通常の査定よりも安い金額で販売してしまうケースもあります。

例えば、あなた自身は切手に興味が無くても、家族の持ち物で、不用品の処分として販売したけど、思ったより高く売れなかった・・・。

なんて場合も、同じ切手でも販売価格よりも高い金額で売られていたら、後悔してしまいますよね。あなたが、相場の価格が理解できていないならば、メルカリで切手を売るのは少しリスクが高いかもしれません。

3-2.売り手と買い手で切手の状態の認識にズレがあった場合トラブルになる可能性がある

メルカリは、現物は売買契約後でしか確認できません。そのため、いざ届いたら画像で確認したときよりも、状態の劣化がひどかった・・・なんていうケースも多々あります。

切手の場合、効果なものほど、保存状態がとても重要になります。悪気があったわけではなくても、買い手から切手の状態が悪いから取引をなかったことにしたい、返金して欲しいというクレームが来る場合もあるのです。

切手など、専門性の高い商品に関しては、あなたに専門知識があまりないのであれば、デメリットの方が大きく、あまりおすすめできないかもしれません。

3.メルカリ以外の売る手段は?

メルカリ以外で、切手を売る手段は、大きく分けて4つの方法があります。

  1. 金券ショップで売る
  2. ヤフオクで売る
  3. 郵便局で売る
  4. 切手買取業者に売る

未使用の記念切手であれば、最も査定価格が高くなる可能性があるのは「切手買取業者」です。金券ショップや郵便局の場合、元の金額がベースとなって査定がされます。

プレミアや希少価値というところは、あまり加味されないというのが現状です。また、ヤフオクは、メルカリとは違い未使用の切手を売ることはできます。

そのため、本当に価値の高い切手であれば、あなたが考えているよりも高値が付く可能性があります。しかし、メルカリと同様に、あなたに切手に関する知識がないと、足元を見られて損する可能性に注意しましょう。

そこで、あなたにあまり切手に関して知識が無いのであれば、切手買取業者にお願いすることをおすすめします。

切手買取業者は、出張無料で査定に来てくれ、実物を見て査定してくれます。査定の価格に納得できれば、買取価格をその場で現金で支払ってくれるので、メルカリのように、入金までに時間がかかりということもありません。

おすすめは「バイセル」か「買取プレミアム」です。買取実績が豊富なので、安心して依頼することができるでしょう。

まとめ

切手をメルカリで売るメリット・デメリットについて紹介しました。未使用の切手はメルカリで販売することはできません。

しかし、それを知らずに出品し、運営から取り下げされてしまう人もまだまだ多い様なので、あなたが未使用の記念切手を持っているなら、気を付けましょう。

もし、記念切手を持っているけど、切手についてあまり知識がない・・・というのであれば、切手買取業者に依頼した方が、メルカリよりも高く売れる可能性があります。

あなたの記念切手の相場がいくらなのかを確認する意味でも、一度買取業者に査定を依頼するのもよいでしょう。