【記念切手】全8種の解説・買取相場・価値一覧

来年開催されるオリンピックや、万博など、国をあげての一大イベントの際に発行される切手を「記念切手」と呼びます。

記念切手は、発行枚数や発行期限が限られていることから、後々プレミア価格がつきやすいことで知られています。今回は、日本で発行されている記念切手について、詳しく解説します。

1.記念切手はどんな切手?

記念切手とは、国家行事に関わる際に、それを記念して発行される郵便切手のことを言います。郵便局で購入できる普通切手とは違い、発行される枚数、発行される期間、さらに購入できる郵便局まで制限がかかることが特徴として挙げられます。

さらに、場合によって郵便として使用することができる期限も設けられていることがあったりするのが、記念切手なのです。

世界で初めて記念切手を発行されたとされているのは、1871年のペルーで発行されたもので、リマ←→カヤオ間の鉄道開通20周年を記念して発行された切手が、世界で初めての記念切手だと言われています。

日本では、1894年が最初に記念切手が発行されており、この時は明治天皇の銀婚記念として発行されました。日本では当初「紀念切手」といて表記されていました。これは「記念」には「形見」という意味もあり、縁起が悪いということで避けたのでは?と言われています。

2.記念切手は高く売れるの?

記念切手は、バラで販売されることはほとんどなく、シートの状態で販売されるのが一般的です。1シートは10枚〜20枚で発行されており、高く売る場合はシートの状態で保管されている方が圧倒的に価値は高いとされています。

記念切手は、数多く発売されているので、買取相場は切手次第というのが正解です。明治〜大正の時代では、数年に1回のペースで記念切手は発行されてきましたが、昭和の時代以降は1年に数回、記念切手が発行されるようになりました。

結果として、発行枚数も増え、手に入れることができる枚数も増えたので、近年の記念切手は、額面に対して1.5倍〜2倍程度の価格がつけば良い方だと言えるでしょう。

3.記念切手を高く売る方法は?

記念切手を高く売りたいならば、以下のことに注意してみましょう。

1.発行年数が古く発行枚数が少ない

2.シートでの保管がされている

3.保存状態に気を付ける

それぞれ説明します。

1.発行年数が古く発行枚数が少ない

切手に限った話ではありませんが、やはりより古くて、より世の中に出回っていない切手というのは、必然的に買取価格が高くなります。発行年数が古いというのは、そもそもキレイな状態で現存している可能性が低いということになります。

発行枚数が少ないというのは、限定性が高くなるので、よりマニアの収集したい気持ちを駆り立ててくれるのです。そのため、記念切手は昭和の中期頃の切手ブーム以降は、発行枚数が飛躍的に伸びているので、現時点でもあまり買取価格は上がらない傾向にあります。

2.シートでの保管がされている

切手を購入する時、バラではなくシートで購入する場合があるかと思いますが、収集とか価値を高めるという観点から見ても、やはりシートで保管されている方が価値がアップします。バラの場合と比べても、シートの方が1枚あたりの価格も高いです。シートの状態で保管されているならば、切手として使うのではなくコレクションとして大切に保管しておきましょう。

3.保存状態に気を付ける

切手を高く売る最大のコツは、保存状態を良くしておくということです。切手はどうしても、日に当たると色あせしてしまいます。他にも、ビニールに入れておいただけでは角が折れてしまったり、ノリが剥がれたりと、切手の状態はどんどん悪くなる一方です。

査定に出すことを想定すると、やはり保存状態は気をつけましょう。おすすめは、アルバムに入れることですが、そこまでできないならクリアファイルやジップロックに保管してもOKです。

その状態で、なるべく日が当たらない場所に保管しましょう。また、素手で触るのも絶対にNGです。切手を仕分けする場合は、手袋、もしくはピンセットで切手を触るように気をつけましょう。

4.記念切手一覧

ここからは、日本で発行された記念切手をご紹介します。買取価格が高くなりやすい、明治・大正の切手をご紹介します。

1894年 明治天皇銀婚

日本最初の記念切手として発行されました。明治天皇の銀婚式を祝った切手で、額面は2銭と5銭。現在の買取相場は2銭が3,500円、5銭が5,000円程度となっています。

1896年 日清戦争勝利

日清戦争に勝利したことを記念して発行された記念切手です。日本の切手として、初めて肖像画が使われました。額面は2銭と5銭、絵柄は各2種類ずつの計4種類が発行されました。現在の買取相場は2銭が2,500円、5銭が6,000円程度となっています。

1900年 大正婚儀

大正天皇が、まだ皇太子時代に、婚礼を記念して発行された記念切手です。額面は3銭で、現在の買取価格は2,000円程度です。

1905年 日韓通信業務合同

日本が事実上、韓国の通信事業を接収したという記念に発行されたもの。額面は3銭で、現在の買取相場は7,000円となっています。

1906年 日露戦争凱旋観兵式

日露戦争の勝利と、兵士の凱旋を記念して発行された切手。日本の切手として、初めて記念印を使用した切手となりました。額面は、1,5銭と3銭のもので、現在の価格は、1,5銭が200円、3銭が300円程度となっています。

1915年 大正大礼

大正天皇が即位したことを記念して発行された切手です。天皇の即位ということもあり、1,5銭、3銭、4銭、10銭の計4種類の切手が発行されました。価格は1,5銭が200円、3銭が300円、4銭が2,000円、10銭が3,000円程度となっています。

1916年 裕仁立太子

後の昭和天皇が立太子となった記念で発行された切手。1,5銭、3銭、10銭の3種類が発行されました。現在の買取相場は1,5銭が100円、3銭が300円、10銭が35,000円程度となっています。

1919年 世界平和記念

ベルサイユ講和会議が終わり、第一次世界大戦が閉幕したことを記念して作られた記念切手です。1,5銭、3銭、4銭、10銭の計4種類の切手が発行されました。価格は1,5銭が200円、3銭が300円、4銭が1,200円、10銭が32,000円程度となっています。

まとめ

日本の記念切手についてご紹介しました。記念切手の歴史は最近で、明治時代に発行されたのが日本では第一号の記念切手として記録されています。その後、明治〜大正時代は、数年に1回というペースで記念切手は発行されましたが、昭和に入ると発行の機会がグンっと増えました。

ほぼ毎年発行されることはもちろん、年に数回も発行されるようにあり、昭和以降の記念切手は、現在の買取価格はそこまで高騰していません。第二次世界大戦後は、切手ブームが巻き起こったこともあり、記念切手の発行枚数を増えたので、さらに価格の高騰は期待できません。

記念切手が高く売れる可能性があるのは、明治〜大正にかけて発行された記念切手です。この時代のものは、キレイな状態で現存しているものが少ないので、額面に対してかなり高い金額で買い取ってもらえるでしょう。

時代が経過すれば経過するほど、この時代の記念切手の希少価値はアップします。まずは一度、現在の価格を査定してもらい、保存の仕方を見直すきっかけにするのも良いでしょう。

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